薄陽が射し込む裏庭
温みが気色を緩める

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揶揄い悪戯仕掛ける
貴女の喜色に愛慕する

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萌え盛る彼岸花
姿を変えて 鮮やかな紅に倣った

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繫ぎ止める微かな日常
何よりも其れが幸福で
塗り替えてゆく嘗ての畢生
出逢えた奇跡を噛み締める

 

破顔に照れ隠し途惑う
貴方の愁眉に傾慕する

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花開く霍香薊
猜疑を解かして 凛とした紫が迎えた

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流れてゆく長閑な季節
何よりも其れが幸福で
色を変える窶れた心
出逢えた定めを抱き締める

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鮮やかに咲き溢れてゆく生花が散れど
湧き起こる此の感情は移ろわない

 

繫ぎ止める微かな日常
何よりも其れが幸福で
塗り替えてゆく嘗ての畢生
出逢えた奇跡を噛み締める